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設計士の仕事

お客様の想いをカタチにする設計士の仕事。 プランニングはもちろん、床や壁の素材選びや配色、キッチンや棚の高さなど、細部にまでお客様らしさを追求した空間は、平成建設の自由設計が選ばれる理由のひとつです。お客様に最適なご提案をするために必要な建築の知識や経験を身に付けるため、日々建築と向き合う若手設計士はどんな仕事をしているのでしょうか。入社3年目の設計士・小西さんの仕事風景を見せてもらいました。

現在の仕事

小西:今は先輩設計士と一緒にRC造マンションの実施設計を行っています。「実施設計」では、契約前段階で行われる「基本設計」をもとに、建築基準法や自治体ごとの条例に則り実際に建築工事を行うのに必要な図面を作成します。また、工事が始まると現場へ行き設計図通りに施工されているかを検査したり、お客様と定期的に打ち合わせをして基本設計で決まっていない詳細部分―― たとえば、外観の仕上げや色、建物の内装、詳細なプランなどを決めていきます。

図面作成は、先輩設計士にチェックしてもらいながら進める。年齢の近い先輩設計士が多いため、質問や気になる点を相談しやすくコミュニケーションが取りやすい環境だという。
法規や条例をチェックし、役所へ提出する「建築確認申請」 に必要な図面を作成する。申請が通らないと工事が始められないため、行政や確認機関へ事前に相談するなど確実性が求められる。

お客様との打ち合わせ

小西:お客様との打ち合わせでは、図面だけでは伝わらないイメージを共有するためにスケッチやCGパース、模型などを必要に応じて用意しています。賃貸マンションの場合、外観やエントランス、住戸内部の仕様、外構の植栽など、決めることがたくさんあります。そのため、お客様が迷ってしまわないよう、それぞれご要望に合うものを厳選してご提案しています。

設計課の棚には、たくさんのカタログやタイル、板材などのサンプルが並ぶ。
検討や打ち合わせには、3Dソフトを活用することも。パソコン画面上で確認しながら、お客様からのご要望をその場で反映できるため、打ち合わせをスムーズに進められて便利なんだとか。

実施設計で心がけていること

小西:今携わっているマンションは、ライトグレーの塗り壁を基調に、窓には黒色のサッシ、館銘板には真鍮、 エントランスには板張り天井というようにお客様のご要望により様々な素材を組み合わせています。そのため、要素がそれ以上多くならないよう配慮しました。たとえば、排気口や給気口などの設備を壁面と同じライトグレーに色を指定し、建物全体の色味に統一感を持たせています。細かいことかもしれませんが、お客様のご要望に応えながら、 設計士視点でより良い空間になるようご提案することの大切さを、今回のマンション設計に携わり学びました。

建築現場にて、検査の立ち合い

小西:RC造賃貸マンションの場合、実施設計に取り掛かってからお引渡しまでの期間は規模にもよりますが、1年以上というケースがほとんどです。マンションの建築工事が完了したらお引渡しの前に「完了検査」を受けます。法規に適合しているか、電気設備や消防設備などに不備がないかそれぞれ第三者機関が厳しくチェックします。 設計士も施工管理と共に検査に立ち会い、図面と照らし合わせながら検査官からの質疑に応えます。完了検査を合格しなければお引渡しができないので、建物が完成してからも最後まで気が抜けません。

今後の目標

小西:今年に入って、初めて木造テラスハウスの実施設計に携わっています。RC造マンションとは必要な図面や詳細の納まり、スピード感や設計のプロセスも異なるのでそちらも先輩設計士に教わりながら、進めています。設計士として一人前になるためにまだまだ修行中ですが、日々学ぶことが多く楽しく仕事をしています。今後は、先輩たちのようにマンションや住宅、店舗など、なんでも設計できる設計士になれるよう、経験を積んでいきたいと思っています。

■ 小西 葵/Aoi Konishi(2017年入社 厚木支店 設計課)
建築が好きで、国内外のいろいろな建築を見て回っている。首都圏のRC造賃貸マンションの実施設計をはじめ、今年に入ってからは、世田谷支店の先輩設計士と一緒に木造集合住宅にも携わり、仕事の幅を広げている。

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