規模プロジェクトに関わる現場監督の多くは、監督団の一員として安全係・内装係・外装係などそれぞれの担当部門があり、全体を把握することは難しくなっている。
それに対して平成建設の現場監督は、職人と共に優れた建物を追及しながら工事全体を取り仕切る。必要なタイミングに相応しい形で材料を手配し、職人たちをまとめ、現場が万事スムーズに進むように執り計らう。材料の納品が遅れたり、職人に的確な指示が伝わらなければ、工程の進捗や建物の仕上がりに影響してしまう。同じ設計図面でも、監督の腕次第で完成する建物の仕上がりは異なってくるのだ。工程を見渡す広い視野と、きめ細やかな配慮、マネジメント能力の高さが、完成した建物を一層輝かせる。例えば、スポーツでいう監督と同じで、プロの選手たちを、どう活かし、伸ばしていくのか。チームの勝敗は監督の腕にかかっている。住宅事業部の井出恭正は、施工管理の仕事をこう語る。「安全管理、品質管理、工程管理、コスト管理が基本業務。住宅ではお客様からの要望は多いのが当たり前です」お施主様が望む以上の提案、管理をしていくことが重要だという。監督業はもちろん、施主の要望を的確に捉える営業的視点、デザインや快適な空間、使い勝手を考える設計的視点、図面には記されない意図を読み取る施工的視点でバランスをとり、結論を出していく。 「現場を全て管理していますから、全責任は自分にあります。最初から最後までの流れを自分が作っていく。これはやりがいがあります」(井出)
静岡支店で賃貸マンションの監督をしている花木聡は他部署との連携がしやすいという。「平成建設では、職人や設計士が同じ会社の仲間なので、情報交換がスムーズにできます。他部署にいる同期に参考意見を聞くこともあります」
一般的な建設会社では何かを確認するごとに外注先に質疑書を提出しなければならない。
「施工の最前線で様々な工種を把握して、判断、指示すること。一つの建物の始まりと終わりの全てを見て携われるところは、この仕事の一番の魅力ですね。最後に完成したときの達成感は大きいです」(花木)
工事現場の責任を負う監督という仕事。この緊張感が、やりがいへと繋がる仕事だ。