—— DO IT YOURSELF ——
アメリカン DIY

骨組みだけの状態から手がけた、家族と猫が快適に暮らす一軒屋。

段は現場監督の仕事をしている二橋さん。結婚の翌年、27歳の時に土地を購入し家を新築した。完成から10年、断熱改善を主に家をリフォームしようと決意した。
「当時は限られた予算で家を建てなくてはならず、十分な断熱効果のある家がつくれませんでした。大切な家族と猫たちが暮らす家ですから、快適にしたかったんです。そこで、断熱効果の高い木製サッシや複層ガラス、全館空調を取り入れました」
若いころの大工経験もあり、DIYの腕前もプロ顔負け。外壁から内壁、床の板張り、家具やキッチンの製作までこなすのだ。
「電気と壁紙はプロの方にお願いしましたが、あとは屋根と骨組みの状態から家族で作りました。まず天井や梁を白く塗り、床を張っていきました。部屋はお気に入りのテレビボードを置くリビングから作り始めました。キッチンも必要な寸法を書きだし、天板や引き出しをつくり、タイルを貼って仕上げました。週末だけのDIYなので時間はかかりましたが、思い通りの家になりました」
DIYで使う材料は、資材屋さんに注文し、建具やサッシ、設備や照明器具は輸入したりホームセンターで見つけて取り寄せたという二橋さん。現場監督の経験を積んだこともあり、家のイメージは自然とできていた。
「国内外問わず、自分の思い描いた家に合う材料を探しました。直感で白と赤の空間がいい! と感じ、インテリアまで考えました。LDKの雰囲気は特に重視し、奥さんにはパースを描いてイメージを伝えました」
大がかりなDIYから8年が経った二橋家。その後の暮らしはいかに。「飼っていた猫の一匹が脱走してから、室内飼いを固く守ってきました。しかし、窓から外を覗いている猫たちの姿を見ては、なんだか罪悪感を感じていたのも否めなかったのです。そこで思い切って、庭を猫のために捧げることにしました。気持ちよさそうに転がりまわり、風を感じ、土で遊ぶ猫たちを見ていると、猫庭をつくってよかったと思います。家族のゴールデンウィークを全て費やし、DIYに汗をかいた甲斐がありました」
DIYのコツを伺うと、「失敗を恐れず、チャレンジすること! 少しの間違いはご愛嬌。失敗してもまた作りなおせる」(笑)とのこと。「リビングも、あれからずいぶん変わりましたよ。じっとしていられない性分で、いつも何かしら手を動かしています」二橋さんのDIYに終わりはないようだ。

 

 

島田の家
●所在地/静岡県島田市●家族構成/夫婦+子供1人+猫5匹●構造/木造●規模/地上2階●施工期間/6ヶ月●延床面積/34坪●DIY費用約800万円