今から20~30年前のバブル経済期の中、誰もが競って住宅を所有するようになりました。ハウスメーカーは工業化(プレハブ)住宅などで生産効率を上げることにより、需要を満たそうとしました。単純作業化した建設現場では大工の技術は必要とされなくなり、その後バブル経済は崩壊します。高度な技術が不必要になった大工は賃金が減少し、自分の弟子を育てるだけの収入を得られず、後継者を育てられなくなりました。その結果、日本建築の技術継承が危ぶまれています。
また、現代日本において、高い耐震性を持つ鉄筋コンクリート造の建築は都市部の発展に欠かせません。しかし、鉄筋コンクリート建築も、職人不足という危機に直面しています。
平成建設では、木造の職人だけではなく、鉄筋コンクリートの職人も育成しています。足場組み・鉄筋加工・型枠・重機操作など一人が何役もこなす「多能工」です。工程全体を見渡して複数の作業を担当することで効率化を果たし、現場の無理や無駄を解消しています。震災復興や東京オリンピック開催準備に伴い表面化した建設業界の人材不足を生き抜く体制は、平成建設ではすでに整っているといえます。