コンロの前は、OPEN?CLOSE? (後編)

前回は「(物理的に目に見える)油跳ね」の話をしました。そして今回は「目に見えない油」の話をします。調理をする際に発生する水蒸気には、油が含まれています。キッチン周りがなんとなくベタベタする、それは物理的に目に見える油跳ねではなく、調理中の水蒸気に含まれる油が時間が経ってベタベタになったもの、だと思われます。換気扇のベタベタもそうですね。調理後には、目に見えないから拭くこともありません。それが気づくとベタベタに変化し、さらにはこのベタベタにホコリが付き、キッチンが汚れる原因に。

では、この水蒸気を含んだ油、調理するとどこまで広がると思いますか?さて、答えは・・・「わかりません。」すみません、目に見えないので、私が実際に確認することはできません。が、いくつか事例を紹介したいと思います。

①壁付キッチンの前の窓周りがベタベタする

②OPENにしたコンロ前のスイッチ類は、思ったよりベタベタしていない

③コンロ前に壁があるとひどくはないが汚れは付く。


さて、この3つの事例から考えられることです。
■水蒸気に含まれた油は遠くまで飛散している
■最近の換気扇の性能はかなり良い
■コンロ前に壁があることで水蒸気に含まれた油の飛散は減る

つまりコンロ前に壁があってもなくても、流用の違いはあるものの、水蒸気に含まれた油は部屋に広がるということです。ですので、部屋を汚したくない、という方にオススメするのは「独立キッチン」ですね。

とは言え、LDKが主流の現代ですので・・・ OPENとCLOSE、どちらが良いか迷った場合の、私なりの考察です。(我が家の生活からの考察ですので、実際とは異なる場合もあります)まずCLOSEをオススメする場合は

■コンロの前のカウンターに、電話など固定された物を置く
■コンロの前の場所が、簡単に掃除ができない。

コンロ前が飾り棚になっていたり、ワークスペースでパソコンを置いたり。またカウンターに電話といった固定された物を置く場合は、 CLOSEにした方が良いと思います。

反対に、我が家のようにコンロ前が日常の清掃箇所に含まれる場合は、 OPENでもそんなに問題ないかな、と思います。

さて、まとめです。
まず、LDKを選択した時点で、水蒸気に含まれる油はLDKに広がります。そして OPENよりCLOSEにした方が、LDKに流れる油を含んだ水蒸気は減るが、ゼロにはなりません。

■LDKが汚れたくない → 独立キッチン
 ・ただしキッチンは汚れますので、キッチン掃除は必須です
■ LDKで、キッチンの近くに固定された物がある → CLOSE
■中華料理、揚げ物が大好き → CLOSE

以上の考察と、掃除のしやすさ、キッチンからの視界、キッチンのインテリア、部屋との相性などを考慮してOPENかCLOSEを選んでみてください。 そして最後にアイランドキッチンを採用されたOB様のインタビューをご紹介します。「見える部分だから物を置かないようにしている、物を置かないから掃除が簡単です。」 アイランドキッチンを採用される方がみなさん、掃除が大好きというわけではないようです。なるべく凹凸を作らず、隠さずフラットに。それが綺麗を保つ秘訣かもしれません。

田中 未果

田中 未果mika tanaka

静岡支店 デザイン課

2016年に平成建設で家を建てました。 家づくりの経験と暮らしの話、平成建設の情報と共にお伝えします。

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