平成建設の家

街中の3階建て二世帯④「無垢の床板貼り」

こんにちは。大工工事部の高橋直人です。

さて、現場はどんどん進み家の顔となる玄関の床を貼る工事に取り掛かっています。今回の床板はこちら

『相生杉』という杉の床板です。
一般的に使用される床板の多くは、複合(複層)フローリングと呼ばれる、合板や集成材等の下地材に薄く削った天然木の単板や、化粧シートを貼って作られたものですが、今回の材料は無垢材。
無垢材とは丸太から切り出したままの自然な状態の木材です。

上が複合フローリングで、薄い板を張り合わせているのがわかります。
下が無垢材で、今回使用している材料です。木の年輪を思い浮かべていただくとわかると思いますが、一本の木から切り出した一枚板を床板用に加工したものです。無垢材は天然の材質なので反りや伸縮などの動きがあります。木は、根から吸収された水分が表皮付近を通って運ばれるため、中心に比べて表皮側のほうが水分量が多くなります。その水分量の差によって下図のような動きが発生します。

ただし、今回の床板もそうですが、建築材料として使われる材料は十分に乾燥されたものを使用しているため、このような動きは最小限に抑えられています。

無垢材の大きな特徴の一つとして『調湿作用』があります。木は切って加工されてからも生きているといわれるように、素材として使われてからも常に呼吸をしていて、室内の湿度が高ければ湿気を吸い、湿度が低ければ湿気を吐き出し湿度を一定に保とうとしてくれます。無垢材特有のこの調湿作用は室内を快適に保ってくれるのです。
一方で、この調湿作用や、わずかに乾燥しきれていなかった水分の影響で、無垢材は常に動くことが予測されます。
そこで・・・

玄関の『框』と呼ばれる材料に床板が取り合う部分を見てください。
何やら小さな角材が取り付けてあって、そこに床板を差し込んであることがわかりますか?
これは、動きの少ない集成材や合板を利用することで、床板が動いたり、反ったりすることを防止する工夫を行っています。

調湿作用も無垢材の大きな魅力の一つですが、天然木でしか味わえない独特の色と風合い、1つ1つ表情の異なる木目も無垢材ならではの魅力です。玄関の途中まで並んだ状態。並べる順番や、どの板を選ぶかは大工さんのセンス次第‼こればかりは正解はありませんが、それを考えながら床を貼っていくのも楽しみの一つです。

貼り切れるまでもう少し‼ラストスパート頑張ります。

内装工事も折り返し地点。どんどん出来上がってきているので、今後もお楽しみに‼

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