鎌倉の家の「梁」

写真中央上部をご覧ください。横に流れる茶色の梁の一部分が、白くなっているのがわかるでしょうか。鎌倉の家で使わている梁は、100年以上も前にどこかの建物で使われていた古材です。そのため、至る所に、当時使われていた跡が残っています。この白い部分もそうです。以前の建物ではこの部分にもう一つの梁が縦に組まれていたのでしょう。今回鎌倉の家で、もう一度新たな梁として使用するため、当時の組跡は、「埋木」という方法で補修されています。

 

新しい木で溝を埋めて、柱のかたちに沿って削ります。と、一行の文で簡単に書けてしまうことですが、もちろんそんな簡単ではありません。溝の大きさ・形を計測し、それにあった新しい材をつくる。金具などは一切使わずに、固定する。大工の技術が必要とされます。

 

この状態が「埋木」をする前の状態です。

 

さてここで問題です。この写真の中に「埋木」は何箇所あるでしょうか?この部分だけでもたくさんあるように見えますから、この家全体で見たら相当数の「埋木」が施されているはずです。機械ではできません。すべて大工の手仕事です。

鎌倉の家 記事まとめ

神奈川県鎌倉市
大工ブログで更新中の「鎌倉の家」。施工を手掛ける大工さんとはまた異なる視点でレポートします。
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初田 咲子

初田 咲子sakiko hatsuta

藤沢支店 デザイン課

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