現場を知らずして仕事ができるか
「工務」と聞いてもピンと来ない方も多いかもしれません。簡単にいえば、現場の最前線で様々な作業を一手に引き受ける現場のプロです。 歴史を遡れば、そのルーツは埋め立て工事や治水工事、城壁の建築などを担う「土方(つちかた)」にたどり着きます。 大工が木に触れる仕事なら、工務は土に触れる仕事。土台である基礎が少しでも歪んでいると、建築される建物全体が歪んでしまうため、工務の仕事には常に精密さが厳しく求められます。

弊社の工務部は、主にマンションの建築、また住宅の基礎工事とそれに付随する様々な工事を行っています。 工務部はチームを組み、メンバーが協力して一つずつ仕事をこなしていくため、チームワークが非常に重要となります。

現場の作業は多種多様で、重機操作から足場組み、土工事、型枠加工、配筋、コンクリート打設などなど、「一人で何でもできるマルチプレイヤー」であることが求められますが、同時にそれは大きなやりがいにも繋がります。

なぜ工務職を選んだのか尋ねると、職人たちは笑って答えてくれました。
「建築に興味を持ちだした頃は、設計をやることしか考えてなかった。確かに図面を描くのは楽しかったけど、でも、それは実際に建物を造っているというのとは違うんじゃないかと思った。……まあ、ただの屁理屈で、『大阪城造ったん誰?』『豊臣秀吉』『違うでー、大工やでー』みたいな感じだけど」

「子供のころ、カラフルな作業着で重機に乗って、屋根より高いところに登り、次々と家を建てていくオッサンたちがとにかくカッコよかった。就職する時期になって『やりたい仕事』なんかを毎日考えてると、パっと、子供の頃見たニッカをはいたヒーローを思い出した」

「大卒で職人? 笑いたかったら笑えばいい。この会社で職人をバカにする社員は一人もいないし、自分自身そんな事を気にしたこともない。この職にプライドをかけてる。工務部なくして平成建設はない」


建築には様々な面からの関わり方があります。
現場に立ち、初めて見えるものもあるでしょう。体験して初めて理解できる充足感もあるでしょう。
建物を建てるということはどういう事なのか、自分の手で触れて確かめてはいかがでしょうか。確かめて、そして改めて建築とは何か、その社会的意義は何なのか、思いを巡らせてみて下さい。
実際にモノづくりの現場で仲間と共に汗を流して働いた経験は、その後の人生にとって最良の糧となるに違いありません。
  • 足場架け・撤去

    足場架け・撤去(鳶)

    高所での作業をする足場を組み、工事終了と共に撤去する。

    工務の仕事はどれも、密度の高いチームワークが求められる。

  • 鉄筋加工(鉄筋工)

    鉄筋の加工も自社内の加工場で行う。加工した鉄筋は現場に運び、図面通りに配筋する。
    配筋後には改めて検査を行う。

  • コンクリート打設(型枠大工/左官)

    コンクリートを流し込むための型枠を組み、適正な質と強度を確保したコンクリートを均一に流し込み、ならす。

大工の手は魔法の手
工務(土工)は現在では大工以上に分業化・単能化が進み、今日では足場を組むだけの職人、重機操作をするだけの職人、型枠を組み立てるだけの職人と、現場に何人もの職人が出入りすることが普通です。

しかし、平成建設の工務部に所属する「多能技能工」は、現場で様々な業務を行うための多くの職能資格を保有しています。
建築士や建築施工管理技士、型枠施工技能士などの国家資格を持つ職人もいますし、「地山・土止め作業主任」「足場の組み立て等作業主任」「小型移動式クレーン運転技能」「玉掛け技能講習」など、作業に必要な資格を一人で幾つも保有している職人もいます。

重機の操作、土工事、足場組み、配筋、型枠組み、コンクリート打設と、一人で「何でもできる」職人は残念ながら現在の建築業界では少なくなってしまいました。 なぜ単能化が進んだかと言えば、多くの建築現場で合理化という名の元に、多能である事が求められなくなったからです。

確かに、一人が一つの作業に特化し、工程を流れ作業にすれば仕事は合理化・単純化できるかもしれません。
しかし、本当にそれで良いのでしょうか。
単純な作業を行う職人が複数出入りする現場と、様々な知識と技術を持ち、多面的な視点を持った職人がもの造りをする現場で出来上がるものは、同じでしょうか?

弊社では「多面的な視点を持った職人」の育成、職人の多能技能化を進めています。
作業の中には、何十年も時間をかけて極めていくものと、数年もやればかなりの熟練度に達する事ができるものがあります。 人生のうち40年は働くことになるのに、もし後者のような仕事をずっと単調に続けていくとしたら、つまらないと思いませんか?

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〒410-0022 静岡県沼津市大岡1540-1 (株)平成建設 総務部 清水 : 055-962-1000(代表)
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